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【製造業の未来を変える5つの変化|広報が経営のインフラになる時代

  • 執筆者の写真: 拓弥 周東
    拓弥 周東
  • 7月7日
  • 読了時間: 7分
製造業の経営課題は“広報”で解決できます。

採用・営業・事業承継といった経営の根本的な課題。

実はその多くは「多方面でブランド(価値)が伝わっていないこと」に原因があります。

伝える力を武器にすることで、現場は変わり、未来は切り拓かれます。

この記事では、広報戦略を導入した製造業に起きる「5つの変化」をわかりやすく紹介します。変化の時代において、広報は単なるオプションではなく「経営のインフラ」です。


この記事を読んでいただけているあなたであれば既にお気づきかもしれません。

広報戦略は早い者勝ちです。

同業種と同じスピードで成長しては到底低い成長率になってしまいます。

そんなことを念頭に置いて次の文章をお読みください。



広報で会社はどう変わる?製造業に起きる5つの変化

①採用が変わる|求人では伝わらない『社風』を発信できる

「なぜ若手が来ないのか?」

「なぜせっかく採用してもすぐ辞めてしまうのか?」

その答えは、とてもシンプルです。

多くの製造業、「求人票では伝えきれない」企業の魅力を外に発信できていないのです。どれだけ待遇を整えても、この会社の空気で働きたいと思われなければ選ばれません

たとえば…

  • 社長の人柄や考え方

  • 現場で働く職人の温度感

  • 社内で交わされる会話や笑顔

  • 暗黙のルールではない“価値観”

こういったものは、数字や文字だけでは伝わりません。だからこそ、私たちはストーリーとビジュアルの力で、それを「伝わる形」に変える広報設計を行います。


🔻 ありがちな間違い(NG)

採用が「ゴール」になってしまっていませんか?


✅ 本当の採用活動とは──

  • なぜこの会社で働くべきなのか?

  • 入社後、どんな未来を描けるのか?

  • どんな価値観と人たちが集まる職場なのか?

  • 会社として、どんな“人の輝き方”を望んでいるのか?


こういった会社のコア(ブランド)に触れる設計があるからこそ求職者に響き、定着に繋がります。


採用は「伝える力」が9割。

求人は「探される時代」から、「選ばれる時代」へと変化しています。

だからこそ今、求人票では語れない魅力を広報という手段で丁寧に可視化していくことが最強の採用ブランディングにつながるのです。


②営業が変わる|本来伝えなければいけないサービスの説明の質向上

あなたの会社が選ばれない理由は、競合に劣っているからではありません。

本来持っている強みや魅力が正しく・わかりやすく・心に届くように伝わっていないだけかもしれません。


🔻先ずは心に相談してみましょう。

  • なぜこの価格なのか?

  • なぜこの技術が選ばれるべきなのか?

  • なぜこの会社でなければならないのか?

その「なぜ」が伝わっていない営業は価格比較に巻き込まれて値下げでしか勝負できない戦いを続けることになります。(外部環境に左右される)


ストーリーブランド設計で伝わる営業へ

広報と、単なるPRではありません。

営業現場において「武器になる言葉とビジュアルを持たせる戦略」です。

✔ 自社の「売れている本当の理由」を明確化

✔ サービスや技術の価値を言語化+ビジュアル化

✔ 誰が話しても同じ品質で「伝わる営業資料」を整備

✔ 技術者でも、若手でも「想いを届けられる」状態に


つまり、営業が属人化しない。

会社全体で、言葉の力を持つようになるのです。


🔻「とりあえず提案書出しておいて…」からの脱却。

もしかすると──

「うちの売れている理由は〇〇だから」

「この商品が出るのは価格と納期がいいから」

そんなふうになんとなくの思考で営業していませんか?


それが会社の利益率を下げ・サービスの質を落とし・ブランド価値の毀損に繋がっているかもしれません。


これから言葉と設計で売る時代

製造業だからこそ口下手でも大丈夫です。

広報で「設計された言葉」を営業に組み込み誰でも売れる状態を作ることができます。

これが、私たちが提供する営業力を根本から変える広報戦略です。


③社内文化が変わる|理念と行動指針の可視化(明確)で現場が変わる

「うちの理念って、なんだっけ?」

「現場の動きと会社の想いが、まるで噛み合っていない…」

そんな状態では、どれだけ優れた技術があっても会社全体がバラバラに動いてしまい本当の強さを発揮することはできません。


理念は、飾りではなく「現場の羅針盤」

広報の力を使えば理念や行動指針を単なるスローガンから現場で使える『共通言語』に変えることができます。

  • 経営者の言葉が社員一人ひとりの判断基準になる

  • 日々の行動が理念と結びつくことで「自走するチーム」に

  • 現場に迷いがなくなり責任と誇りが育まれる

企業文化は可視化しなければ育たない

創業当初に定めたミッション・ビジョン・バリュー。

あるいは、事業継承のタイミングで「しっかり向き合った」と思っていた理念。

…でもそれが社員に伝わり、浸透して、行動にまでつながっているか?

ここに、多くの経営者が見落としている分断があります。


社内文化が変われば、採用も営業もすべて変わる

実は理念の浸透が弱い会社ほど採用も営業もうまくいきません。

それは社外に会社の本質が伝わらないからです。

逆に理念が言葉と行動に落とし込まれた会社は発信する一言にも説得力が宿り自然と共感する人材や合う顧客が集まり始めます。


皆さんがご存知の企業。

Apple・Google・Amazon・楽天・SoftBank・ファーストリーテリングなどの大手企業は社内文化をたいせつにしてこれまでの功績を上げています。


最後に

もし少しでも「理念が現場に浸透していない」と感じているならそれは未来の成長を止めている見えない壁かもしれません。

その壁を壊すお手伝いが私たちの広報戦略です。

理念と行動を繋ぐ「見える化」で明日からの経営に一本、強い芯を通しましょう。


④事業承継が進む|想いと技術遠何処に集中させて次世代に残る企業となるのかを明確にする

「この会社を、誰に、どうやって継がせればいいのか?」多くの経営者が抱える見えない不安。

それは、ただ後継者を「見つけること」ではなく、これまで守ってきた想い・積み上げた技術を、どう伝え、どう遺すかという課題に本質があります。


広報は未来へのバトン

広報とは単なる社外へのアピールではありません。

創業者の情熱、現場の職人技、言葉にできなかった暗黙知

──これらを「見える化」し、「伝承可能な資産」に変えるための手段です。


  • 社史やストーリーを動画やドキュメントで残す

  • 現場のノウハウを形式知として整理する

  • 次世代が共感できる企業理念を再構築する


これらがあってこそ、継ぎたいと思える企業になるのです。


事業承継とは「未来を創る再設計」である

単に過去の成功体験を押しつけるのでは若手の心には届きません。

必要なのは今とこれからを見据え、何を残すべきか・何を変えるべきかを明確にする力。

そのために広報は機能します。

  • 「この会社の価値は何か?」を再定義し

  • 「この技術を誰に、どう残すか?」を体系化し

  • 「この未来を誰と創るか?」を社内外に伝える

この道筋があってこそ事業承継はただの世代交代ではなく企業の第二創業となるのです。


⑤企業価値が変わる|価格競争から脱却し付加価値ではなく本質価値を常に提供することができる

「うちも頑張っているのに、結局“価格”で比べられてしまう──」

これは今多くの製造業が抱える苦しみです。

技術も、実績も、真摯な仕事もある。それでも『価格表の数字』だけで評価されてしまう理不尽さ。

でもそれはあなたの会社に価値を感じるきっかけが届いていないだけかもしれません。


広報が生む『価格では測れない価値』

正しく伝えれば会社の魅力は数字以上の力を持ちます。

  • 「この技術、このチームだからこそ任せたい」

  • 「この人たちと仕事をしたい」

  • 「価格じゃない。価値で判断したい」


そんな言葉をお客様から引き出せる企業になるには『広報=見せ方の再設計』が不可欠です。

つまり広報とは、価格競争を終わらせ価値競争への扉を開く武器なのです。


付加価値ではなく本質価値を届けるために

経営者の多くは「どう付加価値をつけるか?」に頭を悩ませます。

新サービス新技術、新素材…

ですが本当に問うべきは、「うちが大切にしている『本質』は何か?」という問い。

本質価値とはサービスの機能や数値ではなく「その会社らしさ」や「想い」「哲学」が内包された『存在理由』そのもの。

これが伝われば「比べる対象がない会社」になります。


あなたの会社は価格表では語れない

製造業が価格競争から抜け出すには技術力を物語に変える必要があります。

誰が・どんな想いで・どう創っているのか?

それを知ったとき、顧客の判断軸は一気に変わります。

私たちはその価値が伝わる仕組みを広報戦略として設計します。


価格勝負から抜け出したい。

その本気の想いこそが価値を高める第一歩です。

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